|
●知らない人は、「主婦を使って金儲け?」なんて聞いた。
正しい情報を聞くのに、その人脈を使ってネットワークビジネスを発想したらしい
尋ねた人こそ、ネットワーク販売に使う=儲けることばかり考えていたからだ…
いつも例で話してしまうのだけど、どうしても山里の梨づくりのおじいさんの言葉を
思い出してしまう・・・
「私はしがない梨づくりの百姓、70も過ぎたじじいです。でもね、もういい爺さんで
いられんですわ。自分らしく生きたいんです。この年でで何を血迷った!家族にも、
村の皆にも何を言われてもいい、わたしらしく生きたいんです。いいですよね、
今しないと、後先長くないんですから、いい爺さんを卒業してもいいですよね!」
わたしは、今でこそ顧客プロファイリングの分析をサブアナリストしている。
でも、最初はアルバイトで参加したのだ。この研究室の代表とたまたま同級生だ
った。実は、わたしも彼女も同じ悩みを抱えていた。
それは、難しい言葉でいえば、「アイデンティンテイー」に関することだった。
簡単に言えば、親に支配されている、会社に支配されている、大きなものに支配
されていて、いい加減、いい年齢なのに、自分自身が一体何なのか?
もう、こころを抑えていることができなかったのだ。
ずばり言えば、私たち世代は、「都合の良い子教育」を受けていた。
親にとって都合の良い子、学校において都合の良い子、会社にとって都合の良い子
それは、対相手にとって都合が良い子であり、本来の自分を如何に抑えてゆくか
が葛藤であった。
形はつくろっていても、身体がいうことが効かなくなった。身体全身アトピーなった。
身体全体が悲鳴をあげた、「私を見て!私はこんなに傷ついているのよ!」
私の周りは、自己否定を身体の不調をもって苦しんでいた…生理不順、早期の更年
期症状・・・
子供の調査も実施した。いじめの根源と思われるのは、やはり「自己否定」だった。
自己を否定するために以前の子供は、自虐行為に陥った。それでは自分が痛い。
だから、同じグループ中に自分と等身大のスケープゴートをつくり、自分の身代わり
に自虐行為=イジメをする傾向が見られる。
自分と等身大の子供をイジメることで、自分自身を否定しゆくように感じられる。
だから、イジメ対象は同じような子の群れの中を循環してゆく…
自分を否定して良い子になろうとする。いい子とは、自分でない、誰かにとっての
都合の良い子なのである。だから、みんな本当に苦しくって仕方がなかった!
このまま自分を出さぬまま潰れて死ぬのか?何のために生まれてきた?
精神科にゆくのか?どうするのか?自分に正直に生きたい!自分らしく生きたい!
10年前から、こころの本が売れ始め、今では書店に専門売場コーナーまで
できている。
しかし、ここに登場する日本の新しい消費を決定する6%は、心の本読んでも、
その時は気持ちがよくなっても、ちっとも現実は変わらないと感じた。
イデオロギーなど理論を重要視しない民族、決まった宗教が根付かなかった
日本の歴史が、こころが、DNAがこう言い放った!
「悩みは、心の本では解決できない。医者もだめ!生活を変えるしかないのだ!
そう、手っ取り早く変えるには、何かを買うことで少なからず解決できる!
自給自足でない現在、生活を変えるには何かを買う(時間を作ってくれるサービス
とか…)しかない! こころの問題を、自分の言葉をもたない民族が突き詰めれば、
いつか精神科にゆくことになる!」
そして10年前に彼らが予測したように、精神科に行く人が増えてしまったようだ・・・
だからこそ、こころを追う調査が、消費者ニーズを掴む調査になってしまったのだ。
わたしたちが世間が云う所の…でない本音、論理的というには程遠い。しかし
言葉になってはないが、多くを親身に聴くうちに何を言わんとしているか見えてくる。
そんなインタビューを、5万人という前代未聞の数で拾うことができたのも・・・
「買うことで、人生を変えて、自分らしく暮す」願いをかなえて欲しい!という要望が、
彼ら側に強くあったからだ。
自分でも何言っているか解らないことを、人に、企業に理解できる内容にするほうが、
どれ程大変か…と逆に理解してくれた。それ以上に聞いてくれて嬉しかったようだ
一度、出版化しようとプロのライターに頼んで、双方に意思が通じ合えなくて、
問題が起きて諦めました…「私の言いたいこと聞き出してくれなかった!」と
※読めるデータ分析、1時間のインタビューに100時間以上費やす。他との関連性、
マクロ等の裏づけ調査を加えると時間は未曾有に必要。どこが儲ける調査なのか?
「幸せのビジョンがみえる製品開発なら、協力を惜しまないと・・・」
基礎データづくりの調査に、ご協力をいただいた。
彼らは、買うことで人生を変えたい!と言っている!こんなチャンスは無いのだ!
新しい消費、市場創出するのも夢でない!さあ、必要としている顧客を探して、
顧客の声を聞け!
●都合の良い顧客なんていない!顧客の声を聞かなければ、先進国で一番
遅れた消費者市場をもつ日本になってしまう!アジア諸国よりも遅くれている…
調査を始めた11年前は、6%の中の100人に一人、300人に一人推定換算で
100万人生活圏の約0.0035%のあるタイプの人が中心になって、心の声を築く
人的付き合い=ヨコ型ネットワーキングを築き始めてている状態だった。
大小いくつもあるネットの中心にいる人こそ、カウンセリングでいうところの「フレンド」
の役割を、担えるようなタイプである。(別段カウンセラーの資格も無い普通の人)
夕方の1時間に数人、多い場合は10人近くが、フレンドの役割の主婦のところに
やってくる!・・・何を話しているのか?なんていうことない背中を叩き合っている
「こういう場合に、世間ではこういうこと言われるけど、やってもいいよね?」みたい
そして、驚くことに「自分らしくしてもいいよね!」と思い始めたのは、1952〜70
年生まれの主婦だけではなく、86歳も、5歳も、老若男女問わず存在するのだ。
5年前には100万人の6%、現在は35%近い人が「自分流」の購買バランスシート
をもつ。年齢も当然、5歳もいる、86歳もいる、そう、「確実に自分らしさで、物を買う
人」が、日本の縮図・標準地において全体の35%も居るのだ。
その人達の影響を少なからず受け始め・・・結果として全体の65%達するのに、
進行状況から、5年後ではないかと予測される。いいや、生活者のニーズを受ける
側の体制が、経済界が新消費者ニーズの新市場、新システムに追いつけば、
それはもっと早い速度で加速するはずだ。
世界一グルメと程遠いと言われた英国の消費者が、グルメ志向を経験せずに、
食のこだわり派(オーガニック、ナチュラルヘルシー)へと変貌を遂げる時代である。
当然として、こだわる力=個性的意思決定力に根付く!は、明々白々である。
しかしながら、日本の消費者市場が伸びないのは、企業に都合のいい顧客など、
(楽して儲けられる右肩経済など)先進国初め、もともと食のこだわりが強い
アジア追随国においても、どこにも居ないことに気づいていないことにある。
未だに「顧客はチラシやイメージづくりに騙され、売場で踊らされて買ってればいい」
なんていう発想をもった企業がいないことを切に願っている・・・。
「自分を持ちえた時期」こそ、新しいビジネスチャンス到来!を意味する。
「自分たちを幸せにしてくれる製品(イメージでなく機能的に)が、あれば買う!」
|